猫ちゃんのために!猫のご飯について知ろう!

猫ちゃんのために!猫のご飯について知ろう!

猫のご飯について知ろう!

猫のご飯はドライフード(カリカリ)、セミドライフード(カリカリとウェットの中間)、プレミアムフード(高品質・無添加に近いカリカリ)、缶詰(ウェットタイプ)、おやつなど様々な種類がありますが、いったい何をどのくらいあたえてあげればいいのか迷ってしまいます。

最近では、パッケージに配分量が記載しているキャットフードがほとんどです。配分量を目安に猫にとってバランスのとれた食事を心がけましょう。

猫のゴハン

猫のゴハン
猫のゴハン、いわゆるキャットフードは、様々な種類があります。猫の好みと飼い主の懐具合などを相談して、猫に合ったゴハンを与えてあげてください。

幼猫期(0~1歳)

生後2か月ごろまで

母猫の母乳で栄養を摂取しています。何かしらの事情により母乳が得られない場合は、子猫用の栄養価の高いミルクを与えましょう。

生後4週目ごろ~

離乳期が始まり、ミルク以外の食べ物に興味を持ち始めます。このころから徐々にキャットフードと水にシフトチェンジしていきましょう。

柔らかくて飲み込みやすいキャットフードを選んでください。子猫用のウェットフードが便利ですね。また、子猫用のドライフードをお湯でふやかしたものなどもいいですね。

まだまだ胃が小さいため、少量を数回に分けて与えてあげてください。最初は中々食べてくれなかったりするかと思いますが、フードにミルクを少量かけてあげたり、手のひらから揚げたりして、安心して食べられるようにしてあげましょう。

生後8週目ごろ~

幼猫期の後半に入ってくると、固いものも食べられるようになります。とはいえ、今までミルクが主な食事だった子ねこは、急に上手くは食べられません。歯ごたえのあるドライフードは、始めのうちは水分の多いウェットフードと交互に与えたり、混ぜてみたり、併用して与えるようにしましょう。

成猫期(1~7歳)

栄養価の高い子猫用のキャットフードから、成猫用のキャットフードへシフトチェンジ。急に変えてしまうと食べてくれなくなることもあるので、子猫用と成猫用を混ぜてみたり交互に与えてみたりして、徐々に成猫用のキャットフードへチェンジしてみましょう。

子猫用のキャットフードは栄養価が高いため、食いつきがいいからといって続けて与えていると、肥満の原因にもなります。なるべく早めに切り替えてあげてください。

また、キャットフードには様々な種類がありますが、体調や毛並みなどにダイレクトに響いてくるので、長生きしていただくためにも、飼育状況や健康状態にあった物で「動物性たんぱく質が豊富に含まれている」「穀物は不使用または少ない」「添加物や4D ミートなど使用していない」高品質なキャットフードを選んであげてください。

老猫期(7歳~)

猫は7歳ごろから高齢期に入ります。筋力が低下し始め、寝ている時間が多くなり、あまり運動しなくなり始めます。また、免疫力の低下や毛並み艶、食欲などの衰えが見られます。

猫に必要な栄養が豊富に含まれていて、負担をかけない酸化防止剤・人工香料・着色料などの人工添加物不使用のものが好ましいです。「タンパク質が豊富」「脂質が適度に含まれている」「添加物不使用」「グレインフリー」この4つを押さえたシニア用のキャットフードを選んであげましょう。

Advertisement

猫が食べられるもの

猫が食べられるもの
猫は肉食動物ですが、市販されているキャットフードやおやつ以外に人間が食べる野菜や穀物類、魚なども食べることができます。(※食べてはいけないものも多くありますので注意が必要です。)

基本的に猫にキャットフードや猫用のおやつ以外を与える必要はありませんが、猫が食べられるものとは一体どんなものがあるのか調べてみました。
あくまでも食べても大丈夫なものなので、与えすぎには注意してください。

魚類

味付けのされていない火の通った魚などは食べても大丈夫ですが、アジなどの青魚は不飽和脂肪酸が多く含まれているため、与えすぎるのはNGです。

かつお節・煮干し

猫のおやつとして定番のかつお節や煮干しですが、人間用のものだと塩分が高すぎるため、与える場合は、猫用のものを買い与えましょう。ミネラルを多く含むため、尿路結石などの病気になる可能性があります。与えすぎには注意しましょう。

肉類

肉類も魚と同様に味付けのされていない火の通ったものであれば大丈夫です。
鶏のささみ肉を茹でて割いたものなどは与えやすいですね。

白米・パン

白米やパンなどの炭水化物も食べることができますが、猫は有酸素運動ができないため、炭水化物を接種しすぎると肥満の原因になります。

野菜

猫草の代わりとして野菜を食べる場合もありますが、消化しにくいので、与える場合は細かく刻んだものを与えましょう。また、野菜には猫に有害な種類ものも多くありますので、注意が必要です。

Advertisement

猫にとって危険な食べ物

猫にとって危険な食べ物
飼い主が食べているモノを欲しがる猫も多いと思います。可愛さのあまり、少し位ならと与えてしまいたくなりますが、少量でも猫にとっては有害な食べ物も多くあります。猫の欲しがるままに人間の食べ物与えるのはとても危険です。愛猫のためにも、しっかりと有害な食べ物を把握し、与えない、近寄らせないようにしましょう!

猫にとって有害な食べ物の代表的なものをまとめてみました。もし、食べてしまった場合は、ネットに書いてある情報に頼らずに、症状が出ていなくても、早急に動物病院へご相談ください。食べた直後であれば、指や細い綿棒で口の舌の奥を刺激し、吐き出させてあげ、すぐに動物病院へつれていってください。

ネギ類

玉ねぎ、長ネギ、ニンニク、らっきょう、ニラ等のネギ類は与えてはダメなものの筆頭ですね。猫を飼っていない人も知っている人も多いいと思います。

ネギ類に含まれる「チオ硫酸化合物」という成分が、猫の血液中の赤血球を破壊してしまうため、主に、貧血や血色尿、下痢、嘔吐、歯茎や目の結膜が白くなる、黄疸、呼吸困難、歩行不安定、食欲消失などがあり、重症の場合は死亡することもあります。

体重1kgあたり5gの摂取を超えると危険と言われています。実際には中毒を起こすに至るのは個体差がありますが、ほんの一欠片食べただけでも重篤な貧血を起こす例もありますので、注意してください。

加熱したとしても、有害成分は消えないとされるため、煮物や炒め料理、ネギを使った料理などは、成分がしみわたっているため、決して与えない、食べられないようにしましょう!

カカオ

チョコレートやココア等に入っているカカオも猫にとっては有害な「デオブロミン」という成分が含まれています。

人間にとっては美味しく感じられても、猫にとっては刺激が強すぎるため、カカオを含む食べ物を摂取した場合、中枢神経に異常をきたし、痙攣、下痢、不整脈、興奮状態、吐き気などの症状がみられます。量によっては死に至ることもあります。

おやつに食べたチョコレートをおいていたら、猫が興味本位で食べてしまった等の事故もありますので、チョコレート類やココアなどのカカオが含まれる食品を食べる場合は注意し、保管する際は、冷蔵庫の中などの猫が届かないところへ保管ましょう。

カフェイン

コーヒーや紅茶、玉露やウーロン茶、コーラ、栄養ドリンクなどに含まれているカフェインは、カカオと同様に中枢神経を刺激し、過剰興奮状態に陥る可能性があります。猫がコーヒーを飲んでしまった場合の致死量は、猫1kg当たり100~200mgとされていますが、個体差により異なるので、中毒症状を起こしてしまってからでは遅いのです。

飲み物以外にも、コーヒー豆を食べてしまう可能性もあるので保管場所にも気を付けましょう。

生卵

生卵の白身に含まれている「アビジン」という成分が、ビタミンの1種「ビオチン」を破壊して、吸収を妨げてしまいます。「ビオチン欠乏症」となり、皮膚炎や結膜炎、脱毛などを引き起こしてしまいます。また、サルモネラ菌などが含まれているため、嘔吐や下痢などをしてしまう可能性があります。

アビジンは熱に弱いため、卵を加熱すれば消滅するため、猫も食べられることがでいます。卵を与える場合は、しっかりと加熱して、ゆで卵を食べやすい大きさに刻んなものやスクランブルエッグ等にして与えるといいでしょう。

イカ

イカにはチアノーゼという成分が含まれており、ビタミンB1を破壊する働きを持っています。過剰摂取によりビタミンB1欠乏症になり、食欲不振、疲労感、倦怠感、瞳孔の反応が鈍るというった症状がみられます。

特に、スーパーで売られているような白くなったイカなどはチアノーゼがたっぷり含まれているので、与えないようにしてください。

釣り上げて数時間以内にさばいたイカやしっかりと加熱したものであれば、食べることができますが、少なからずチアノーゼは含まれていますので、猫にイカは与えない方が無難です。

貝類

貝類には、アワビなどをはじめとするミミガイ科の貝、ハマグリあさりなどの二枚貝等があります。 アワビ、サザエ等のミミガイ科の貝は、「ピロフェオホルバイドα」とい有毒物質が含まれています。

摂取した場合、血液に取り込まれ、日光に当たることで紫外線に反応し、「光線過敏症」という症状によって、腫れや発疹などの皮膚炎が現れます。毛の少ない耳は特に紫外線にさらされやすいため、症状が現れやすい場所で、強いかゆみを伴うため、掻きすぎにより皮膚にダメージを負い、最悪の場合、壊死することがあります。

ハマグリやアサリなどの二枚貝の場合、イカと同様に、チアノーゼが含まれています。ビタミンB1欠乏症に陥る可能性がありますので、与えないようにしましょう。

食べてもいい貝に、【ホタテ】があります。おやつやキャットフードに含まれている物も多くありますね。もちろん、生はNGです。食べられる部位も貝柱だけです。干物もミネラルが多く含まれているため、食べすぎには注意が必要です。

その他

  • 【生の魚介類】タコやエビ・カニなどの甲殻類、淡水魚などにも「チアノーゼ」が含まれています。
  • 【香辛料】わさびやからし、トウガラシなどは刺激が強いため、胃炎や内臓障害の原因になる可能性があります。
  • 【お菓子・甘未】肥満の原因になります。また、猫には甘みを感じる味覚がないため、食べさせる必要はありません。
  • 【アルコール類】ほんの少量でも小さい肝臓では分解しきれないためNGです。いないとは思いますが、面白半分で与えるなんてもってのほかです。
  • 【ドッグフード】犬と猫では必要とする栄養成分も体内で合成できる栄養成分も異なります。

まとめ

猫のご飯は、体調に直結します。だから、長く一緒に暮らしていくためにも、ライフステージに合わせて適切なフードを選び、穀物の量や素材、配合成分を確認して高品質なものを与えるようにしましょう。

安易に人間の食べ物を与えないで、専用のキャットフードやおやつを適度に与えるようにしましょう。

猫と暮らすカテゴリの最新記事