ずっと一緒に猫と暮らすために!猫の長寿7つの秘訣!!
2015年に行われた日本ペットフード協会の調査データによると、猫全体の平均寿命は約15歳といわれています。
品質の高いキャットフードの普及や、医療の充実、ペット保険の登場、完全室内での飼育増加により、猫の寿命が徐々に延びている傾向にあります。
平均寿命を上回る猫も増えはじめ、20歳代の大台を超える猫も多くいるようです。
人間の4倍のスピードで歳を重ねていく猫ちゃんの長生きの秘訣をご紹介します。
猫の長寿7つの秘訣
長寿の秘訣1「良質なキャットフードを与える」
猫に与える食事は、ダイレクトに猫のカラダに影響を与えます。
スーパーや量販店などで売られている安価なキャットフードは、猫にとって良い物ばかりとは言えません。
また、与えすぎにも注意が必要です。
猫の要求のままキャットフードを与えていると、肥満になってしまうことも。
肥満になってしまうと、糖尿病をはじめとしたさまざまな病気のリスクが高くなってしまいます。
良質なキャットフードを適切に与えるように心がけましょう。
長寿の秘訣2「適切な水分補給を」
あまり水を飲むことがない猫ですが、尿路結石や膀胱炎などになってしまうことがあります。
いつでも水分を補給できるように、環境を整えてあげる必要があります。
猫が落ち着ける複数の場所に常温~ぬるま湯を設置すると良いです。
ヒゲが当たるのを嫌がるので、器にも配慮が必要です。口が広くて浅めの器がいいでしょう。
※ミネラルウォーターは結石の原因になるので、与えないように!どうしてもという場合は、軟水やミネラルを含んでいない良質な水を選んであげましょう!
長寿の秘訣3「徹底した完全室内での飼育」
野良猫の場合、平均寿命が5年ほどといわれています。
その理由は、外敵からのストレスや栄養の偏り、怪我、病気、事故など様々な危険が潜んでいるからで、外出自由な猫の場合も野良猫と同様にたくさんの危険にさらされます。
猫に長く生きていてほしいなら、完全な室内飼いを徹底することが一番です。
長寿の秘訣4「清潔な環境を保つ」
劣悪な環境では、病気などの危険にさらされてしまいます。
室内をきれいに保つことはもちろんのこと、トイレやゴハン・水の器はこまめに手入れをして、清潔に保つようにしましょう。
猫は、きれい好きな生き物なので、トイレや器の掃除を怠った場合、猫がそれを利用することを嫌がり、結果、膀胱炎や結石、食事をしなくなるといった原因につながりかねません。
清潔な環境を保ち、猫も飼い主も快適な生活を送ることが、長生きの秘訣です。
長寿の秘訣5「ストレスフリーな飼育」
長生きの秘訣にストレスは厳禁です。
可愛さのあまりしつこく撫でまわしたり、いたずらをされて怒鳴ってしまったりと、ついつい猫にストレスを与えてしまうことがあります。
それ以外にも、引っ越しや模様替え、同居人の増加などの環境の変化によってもストレスを感じてしまいます。
ストレスをため込んでしまった結果、嘔吐や下痢、食欲不振、夜鳴き等の異常行動が見られることもあります。
猫との共存生活の上で、譲れないこともあると思いますが、極力、猫にストレスを与えないように心がけ、ストレス発散に運動・遊んであげたり、自由にゆったりと猫のペースで暮らしていけるよう環境を整えてあげましょう。
長寿の秘訣6「定期的な健康診断」
猫は、体に不調があったとしても、めったに訴えかけることがありません。
外敵に不調を悟られないように、猫自信が不調を感じていてもギリギリまで我慢して隠しながら生活している事がほとんどです。
そのため、飼い主が気付いた時には、すでに悪化してしまっていることも少なくありません。
早く不調に気付いてあげるためにも、定期的に健康診断を行うことを心がけましょう。
1年に1回ワクチン接種と合わせて健康診断を受けている飼い主様も多いようです。
※高齢(7歳以降)になると半年に1回が目安となります。
長寿の秘訣7「猫のカラダに害があるものを排除する」
人間の暮らしの中には、なんてことのない物でも、猫にとって命の直結する有害なものが多数存在します。
例えば、観葉植物やユリ科の花、玉ねぎ、アロマなどは有名ですね。
当たり前ではありますが、人間に比べ猫には毒素を分解する能力が低いので、猫にとって害を及ぼすものは徹底して排除・近づかせないことが大切です。
もし、観葉植物やアロマを利用する際は、しっかりと下調べをして利用するようにしましょう。
以上、猫の長寿の秘訣7つをご紹介しました。
家族の一員として迎え入れた猫ちゃんとずっと一緒に暮らしていくためには、良質なごはんと清潔な環境と病気にならないための気遣いが大切です。
ギネス記録に登録されている世界一長生きした猫
世界一の長寿猫としてギネスブックに登録されている猫は、猫の平均寿命の2.5倍を超える、38歳と3日
アメリカ・テキサス州のジェイク・ペリー氏に大切に飼われていた飼い猫で、「クリーム・パフ」(1967年~2005年)というメスの猫ちゃんで、史上最も長生きした猫として記録されています。
38歳を人間の年齢に換算すると168歳!!
2010年発行のギネス世界記録以降、長寿猫の記録は破られていないそうです。
スゴイですね!
さらに、一緒に飼っていたメスの猫ちゃん「グランパ・レックス・アレン」も34歳(人間年齢:152歳)を超える長寿猫だったのです。
この2匹の長寿の秘訣を解明すべく、ギネスが猫の食事について調査を行ったところ、この2匹の猫は以外と偏食だったようで、ベーコン・エッグ、アスパラガス、ブロッコリ、コーヒー(※)など、猫にとって良くない食べ物を食べていたことが判明したのですが、この食事と長寿の秘訣については明確な因果関係が見出せなかったようです。