猫の入手方法は?
猫を飼いたい、猫と一緒に暮らしたい。あのモフモフに癒されたい。人間を魅了する猫は、様々な方法で猫を入手することができます。
ペットショップで購入する
猫の入手方法として一番手軽なのは、ペットショップで購入する方法ではないでしょうか?
ペットショップには、個人経営の小規模なお店から、ショッピングモールにテナントとして入っている比較的大きなお店、チェーン展開している大型な店舗などがあり、純血種を取り扱いしているのも特徴です。ショップによっては、希望する猫がいなかった場合、取り寄せしてくれる場合もあります。
猫の取り扱いが少ないショップもありますが、メリットとしては、様々な種類の猫を間近で見て、触れて、じっくりと選ぶことができ、あなたのお気に入りの猫を決められることができます。また、希望の猫を見つけた場合、その場ですぐに購入することが可能です。
良心的なペットショップであれば、その猫の特徴や飼い方などを指導してくれたり、その後のアフターケアをお願いできたりします。また、購入時にすぐに保険に加入することができるのも特徴です。
しかし、世の中には、売上主義、動物のことは二の次に考えている悪質なペットショップもあります。ペットショップで購入するにあたって、まず確認したいのが、お店のニオイです。
様々な動物を取り扱っているペットショップでは、ある程度の動物のニオイがするのは仕方がありませんが、お店に入ってすぐに悪臭、トイレのニオイが充満している場合は、掃除が行き届いていない、清潔に保たれていない可能性があります。
ペットショップで購入する場合は、店内のニオイ、動物の置かれているケースやゲージなどの掃除が行き届いているか、猫に詳しい店員がいるかどうかを確認し、信頼できるショップで購入しましょう。
友人・知人からもらいうける
友人や知人からもらいうける場合は、子猫が生まれた、事情により飼えなくなってしまったなどが考えられます。
子猫をもらう場合は、生まれたばかりの子猫は免疫力が弱いため、離乳期が終わる2~3か月後が望ましいといえます。
その期間に、母猫や兄弟猫から社会性などいろいろなことを学びます。
また、貰い受ける際は、育ってきた環境やワクチンの接種、病気の有無など詳しく聞くことを忘れないでください。
保健所から保護猫を引き取る
保健所(動物センター等、地域により名称が異なる)では、飼い主のいない動物の保護活動をしています。しかし、一定期間経過しても引き取り手が見つからなかった場合、殺処分されてしまいます。それゆえ、愛猫家の中には、積極的に保護猫(保健所にて保護された猫)を引き取る活動をされている方もいます。
猫の種類にこだわらないなら、保健所から引き取るということも一つの入手方法です。保健所に行く場合は、お住いの自治体の保健所・動物センターへ電話で問合せてから行ってみてください。
保健所から猫を引き取る場合、いくつかの条件をクリアする必要があります。自治体により条件は異なりますが、おおよその条件は以下の通りとなります。
- 保健所や動物センターの管轄する自治体に住んでいる
- 成人であること(地域により年齢の上限がある場合があります)
- 家族の同意がある
- 動物を終生にわたり、責任をもって飼育できる
- 動物を飼育可能な住居に住んでいる(証明書が必要な場合があります)
- 動物を飼うにあたり、時間・経済的余裕がある
上記内容のほか、すでに飼育中の動物がいるか、引っ越しや転勤の予定があるか等を条件にしている自治体もあります。保護猫の引き取りを考えている方は、まず、最寄りの保健所・動物センターへ問合せ、条件などを確認してみてください。
保健所・動物センターから猫を譲渡してもらうまでの簡単な流れとして、条件をクリアし、面接や事前講習会を受けたのち、譲渡会にて猫を譲渡してもらいます。
しかし、猫を引き取って終わりではありません。猫は凄くストレスに敏感です。さらに保護されるまでの経緯などで、人になれていない、人を信頼できない、敵意を持っている場合があります。まずは、猫の精神的ケアを優先的に考え、猫に対し、敵意がなく安全だということを示してあげてください。
保健所・動物センターで保護された猫を引き取ることも一つの方法として考えてみてはいかがでしょうか。
インターネット・通販で入手する
スマホの普及などで、急速に増えてきた入手方法としてインターネットを利用する方法があります。
インターネットを利用することでわざわざお店に行かなくても、自宅で手軽にたくさんの情報をみることができ、いろいろなサイトを比較することもできます。
インターネットを利用すれば、手軽に購入することができますが、画像や動画だけで猫の状態を確認するのは、まず不可能だと思います。
中にはきちんと体制を整えているショップもあると思いますが、悪質な場合、選んだ猫とは異なる猫が届いたり、猫の状態が悪い可能性もあります。手軽だからといって安易に購入するのではなく、実際に猫を見て触れられる場所(ペットショップ、ブリーダー、里親などの情報)を探す一つの方法としてはアリではないでしょうか?
ブリーダーから入手する
飼いたいと思っている猫の種類が決まっているのであれば、その血統種の猫を専門に繁殖しているブリーダーから購入する方法もあります。
ブリーダーで購入する場合、特定の血統種の猫を繁殖しているので、その猫種の知識が豊富で、その猫の特性や日頃のお手入れ、注意すべき点など、その猫の飼育方法を詳しく知ることができるという良い利点もあります。
さらに、見学が可能なブリーダーであれば、その猫がどんな環境で育っているのか、親兄弟との関係などを見ることもできます。
一般的にはペットショップよりも低い価格が設定されているところが多いようです。
悪質なブリーダーに引っかからないためには、その猫種のいいところばかりではなく、遺伝的な形質について説明できるか、見学が可能で、においも少なく、清潔な環境で飼育されているか、生まれたばかりではなく、生後2か月以上は親兄弟猫と過ごしているかがポイントになります。
ブリーダーによっては、購入するだけでなく、将来にわったってもお付き合いできるかどうか人柄をみるのも大切です。猫を飼ううえでの心配事や、猫が高齢になってきた時のケアの仕方など、詳しく教えてくれる将来にわたって相談できるブリーダーを選びましょう。
まとめ
猫を入手する方法は、様々ありますが、猫をどこから迎え入れるのかは、飼い主様の判断によります。
希望する猫種がオーソドックスな場合は、ペットショップやブリーダーから、希望する猫種が決まっていない場合は、友人やから譲り受けたり、保健所などの保護猫の里親になるという方法も考えてみてください。
大前提として、猫を飼うからには、猫の一生を必ず幸せにすることを念頭に置いて、検討してください。