猫が嘔吐するワケ!もしかして病気!?危険な可能性も!!

猫が嘔吐するワケ!もしかして病気!?危険な可能性も!!

猫が嘔吐するワケ!

猫を飼っていると十中八九、嘔吐する姿を見たことがあると思います。
最初は、何か変なものでも食べたのか?何かの病気なのか?体調が悪いのか?などと焦ってしまいます。猫は、毛玉を吐くなどの理由で、よく吐く生き物として考えられています。
しかし、飼い主が猫の嘔吐になれてしまって、体調不良のサインなどを見過ごさないように注意はしておきましょう。

猫は吐いてしまう原因


猫が吐いてしまう原因として、毛づくろいをして、食べてしまった毛を体外へ排出している場合、早食い・食べすぎなどで吐いてしまう場合、異物(おもちゃ、ボタン、糸等)を誤飲してしまった場合、毒性物質を食べてしまった場合など様々なことが考えられます。

猫は基本的に食事を丸飲みするため、嘔吐反射(えずき)が弱い動物です。そのため水を飲まなくても大きなものや乾いたものも難なく飲み込めます。しかし、飲み込んだ後に「食べ過ぎてしまった」と感じることもあるようです。なので、一気に食べてしまった場合などは、胃がびっくりしてしまい反射的に食べたものを吐き戻してしまうのです。

猫が吐いてしまった場合、まず、嘔吐物や状況・状態を確認し、問題のない嘔吐なのか、緊急性の高い嘔吐なのかを見極めてください。

  1. 吐いた回数・頻度(何回吐いたか、1週間に吐く頻度は?)
  2. 吐いた時の状態(ゴハンを食べる前後、寝起きなど)
  3. 吐いた後の体調(元気も食欲もある、元気がなくうずくまっている)
  4. 嘔吐物の状態(消化・未消化、胃液だけ、毛玉、血液や異物の混入)
  5. 下痢などの嘔吐以外の症状(下痢、咳、よだれ、腹痛など)
  6. 異物や毒性物質を口にしてしまった可能性

猫はよく吐くからと言って、むやみやたらに嘔吐を止めようとしないでください。吐き出さないといけないものを吐けずに、胃の中に留めていると、他の病気を引き起こす原因にもなります。

Advertisement

まずは様子見で危険性の低い嘔吐

知人・友人から譲り受ける
猫が吐いてしまう原因として、『一気にご飯を食べて、今は食べたものを吐いてしまった場合』『毛玉を吐いた場合』『猫草を食べた後に吐いた場合』は、生理的な嘔吐現象で、それほど心配することがない、危険性の低い嘔吐といえるでしょう。

また、吐いてしまった後の猫ちゃんの状態ですが、いつも通りケロっとして、元気もある、食欲もある場合も比較的危険性は低いといえるでしょう。

空腹になりすぎた場合は、ゴハンや毛玉などの物体がなく、胃液や胆汁などの体液を吐いてしまうことがあります。
ゴハンを与える間隔を短くする等の対応で解消します。しかし、必ずしも危険性の低い嘔吐とは言えません。
ストレスによる胃腸炎や異物の誤飲、毒性物質の摂取などによって、体液を吐く場合があります。安心のためにも一度病院に診てもらうことも視野に入れてください。

ただし、いくら危険性が低いといっても、しょっちゅう吐いてしまうようでは胃腸や気管支に負担がかかってしまいますし、その都度掃除するのも大変です。

毛玉を吐くことが多い場合は、こまめなブラッシングなどで、グルーミングによる毛の蓄積を抑えることで、多少なりとも毛玉の嘔吐する回数は減るかもしれません。

ゴハンを変えることで、吐くことが少なるケースもあります。安価なキャットフードの場合、添加物が胃に刺激をあたえ、吐いてしまうことがあるようです。その場合は、無添加のナチュラル系のキャットフードに切り替えてみてはいかがでしょうか?

Advertisement

緊急を要する危険な嘔吐、すぐに病院へ

保健所から保護猫を引き取る

  • 『毎食後吐いてしまう』
  • 『何度も激しく吐いてしまう』
  • 『嘔吐物に血が混じっている』
  • 『吐こうとしても何も出ない』
  • 『薬品のような異臭がする』
  • 『嘔吐物内に寄生虫がいる』
  • 『嘔吐以外の症状も見られる』

これらの症状は食品アレルギー、胃腸炎や内分泌疾患、寄生虫、誤飲誤食、尿毒症、熱中症、悪性腫瘍など様々な疾患が考えられます。

あらゆる病気の可能性が考えられるので、いつも吐いているからと言って安易な自己判断はヤメましょう。
正常な嘔吐なのか、異常な嘔吐なのかをしっかりと見極めたうえで、異常な嘔吐が見られた場合は、速やかに病院へ連れて行ってください。
吐いてしまう状況や行動、可能であれば嘔吐物も回収するか写真を撮って持っていく、異物を飲み込んだ場合はどういったものなのか等、なるべく詳細を伝えるようにしましょう。

猫の体調カテゴリの最新記事