猫の年齢って人間に例えると何歳ぐらい?年齢換算ツールもあるよ♪

猫の年齢って人間に例えると何歳ぐらい?年齢換算ツールもあるよ♪

猫の年齢を人間に例えると?

猫の寿命は、平均10年から15年といわれています。

野良猫や出入り自由の猫ちゃんの場合は、事故や病気などによって平均寿命が短くなるようですが、近年では、人間の高齢化とあわせて、ペットの高齢化も進んできており、室内飼いの猫は、20歳をゆうに超える猫も増え、日本でも長寿猫が多数存在するようです。

日本最高齢の猫は東北地方で飼われていた猫が36年以上も生きたそうです。

36歳の猫って人間に換算すると一体何歳ぐらいになるのでしょうか?
猫の年齢を人間の年齢に換算してみると何歳くらいになるのか、年齢によってみられる変化をまとめてみました。

猫の人間年齢換算ツール

あまり役にたちませんが、猫の年齢を人間年齢に換算してくれる計算式をつくってみました。

猫の 歳は、人間年齢で0歳くらいです。

2歳以上の猫を人間の年齢に換算する計算式は、【24 +(猫の年齢 – 2)× 4】
例えば、3歳の猫の場合、3-2=1、1×4=4、4+24=28となります。3歳の猫は人間に換算すると28歳ぐらいの年齢になるのが判ります。

※猫の年齢計算式は様々な式があります。目安としてお考え下さい。

猫と人間の年齢

猫の種類・個体差や飼育環境などによって一概には言えませんが、猫は幼少期に年をとるスピードが早く、生後1年で人間年齢17歳、2歳で24歳くらいといわれていて、2歳を超えると成長スピードが緩やかになり、1年ごとに人間の約4倍のスピードで歳を重ねていくといわれています。

子猫期(0~1歳未満)

子猫期0歳~1歳
生まれたての猫は、目や耳が未発達で機能していないため、母猫や人間の手を借りないと生きていくのが困難な時期です。

日がたつごとに徐々に歯が生えたり、目が子猫特有の青灰色から猫種本来の色へ変化したり、自力で排泄ができるようになったりと成長が目まぐるしく、変化の激しい時期です。

また、生後2週~9週ごろは、社会化期と呼ばれる時期で、兄弟猫や親猫とのふれあいや色々な体験をすることで社会性・性格を形成していくとても大切な時期です。

猫年齢人間年齢
1ヶ月1歳
乳歯が生えはじめ、乳離れが始まります。また、ゴロゴロと喉を鳴らしたり感情を表すようになります。トイレのしつけを始める。
2ヶ月3歳
目の色が子猫特有の青灰色からそれぞれの色へ変化します。乳歯が生えそろい離乳食から仔猫用フードへ、遊びの中で社会性や狩りを学ぶ時期です。初めてのワクチン接種もこのころ
3ヶ月5歳
走り回りとても活発に遊ぶ。トイレなどのしつけが完了。里親にも出される時期もこのころ。2回目のワクチン接種を受ける。
6ヶ月9歳
乳歯が抜けて永久歯が生えそろう。被毛が生え変わる。スプレー行為が始まる。繁殖を考えていないのであれば、去勢・避妊手術を受けられるようになる。
9ヶ月13歳
メス猫なら初めての発情期がはじまるころ。(早ければ7~8ヶ月で始まる場合も)

※成長過程は、飼育環境によって異なります。

成猫期(1~7歳未満)

成猫期1歳~6歳

1歳を過ぎたころから立派な大人に!成長スピードが落ち着いてきて、体格もしっかりと一人前になります。

生涯で一番活発で、気力も体力も充実した脂ののっている時期です。運動不足を防ぐためにもしっかりと遊んであげる必要があります。

歳を重ねるごとに、落ち着きを持った大人の猫に成長していきます。

猫年齢人間年齢
1歳17歳
成猫と同じ大きさに。仔猫用フードから成猫用フードへの切り替え。肥満に注意!交尾・妊娠・出産が可能になる。
1歳半20歳
骨格が完成し、一人前に。成猫用のフードへ完全移行。
2歳24歳
オス猫の発情期が盛んになる。ケンカによるけが、感染症などに注意が必要
3歳28歳
オス猫の発情期が全盛期に。ケンカによるけが、感染症などに注意が必要
4歳32歳
まだまだ活発だが、落ち着きがみえ、貫禄が出てくる。被毛の色つやが最高潮!
5歳36歳
犬歯が衰え始め丸みがでてくる。運動能力が低下し始め、落ち着いた大人の猫に。
6歳40歳
そろそろ高齢期、運動量が減り、肥満に注意が必要。被毛のツヤが衰え始める

※成長過程は、飼育環境によって異なります。

高齢猫期(7~17歳未満)

高齢期7歳~16歳
見た目はまだまだ成猫と変わりませんが、徐々に老化の兆しが見え始めます。寝ている時間が増えてきたり、遊ばなくなったり、高いところへジャンプすることもできなくなってきます。

その他に、被毛の色が薄くなったり毛艶が衰えてくる、目ヤニが良くついている、トイレの回数が増える、意味もなく鳴くことが増える、といった現象がみられるようになってきます。

運動量・代謝が落ち、内臓機能・免疫力も低下してくるので、見た目的には大丈夫そうでも、定期的に体調をチェックして病気や肥満に気を付けてあげましょう。

定期検診を半年に1回など、回数を増やすことで、病気の早期発見につながります。

猫年齢人間年齢
7歳44歳
高齢期突入!見た目はまだまだ成猫と変わらないかも。早ければ老化現象が始まる猫も
8歳48歳
寝てばかりいたり、カラダが硬くなったり、歯が抜けたりと体の衰えが目立ち、老化現象が目に見え始める。
9歳52歳
聴力の衰えで、名前を呼んでも反応しなくなってくることも
10歳56歳
睡眠時間が増え、1日中寝ている。素早い動きができなくなる。
11歳60歳
毛づくろいや爪とぎをすることが減ってきます。
12歳64歳
平均寿命突破。運動不足解消・寝たきり予防のために適度な運動をさせましょう。
13歳68歳
動くことがだるそうになってきます。白内障などの症状が出てくることも。
14歳72歳
しっかりシニア猫として見た目の変化が少なくなってきます。
15歳76歳
動くのがだるそうで、ほとんど寝て1日を過ごしている。
16歳80歳
足腰や神経が衰え、ボケてくる。食べているのに痩せてくる。

※成長過程は、飼育環境によって異なります。

超高齢猫期(17歳~)

超高齢期17歳~
長寿猫へ突入。一日の大半は寝て過ごし、行動範囲が狭くなります。

トイレを失敗したり、徘徊したり、食べたのに何度もご飯を要求したりと、ボケの症状が出てきたりします。

猫の寝床近くにトイレを設置したり、段差を極力少なくしたりといった対策をし、極力ストレスを減らして、リラックスできる環境を整えてあげましょう。

飼い主様は老猫の介護・看取りの心構えを!

猫年齢人間年齢
17歳84歳
18歳88歳
19歳92歳
20歳96歳
21歳100歳
22歳104歳
23歳108歳
24歳112歳
25歳116歳
26歳120歳

※成長過程は、飼育環境によって異なります。

まとめ

猫の年齢と人間の年齢を表にしてご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか?

猫は、人間の4倍のスピードで歳をとっていくので、猫を飼い始めたときは小さくかわいらしい子猫だったのに、いつの間にか飼い主の年齢を通り越し、立派な成猫からシニア猫へ。

平均寿命は10年~15年といわれていますが、近年は、質の良いキャットフードや医療の発展もあり、猫の平均寿命も上がり、猫の高齢化が進んでいます。

それぞれのライフステージに合った暮らしを心がけ、その段階に合わせた注意を払い、飼育するようにしてください。

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