猫が下痢をした!!その原因はストレス・体調不良、病気かも!?

猫が下痢をした!!その原因はストレス・体調不良、病気かも!?

猫が下痢をする原因

一緒に暮らしている猫ちゃんが突然下痢になった!いきなりのことで戸惑ってしまいますが、健康な猫ちゃんでもその時の体調や食べた物によってはお腹が緩くなってしまうことがあります。あまり神経質になる必要はありませんが、命にかかわるケースもあるため、猫の様子をしっかりと観察し、病院に行くべきか判断しましょう。
ここでは、下痢の原因として考えられることをご紹介します。

キャットフードなど食べたものが原因による下痢

キャットフードが合わない、アレルギー、食べてはいけないものを食べたときなどが原因の下痢
猫に与えたゴハンが下痢の原因になっている場合、考えられることは、普段とは違うキャットフードを与えた、人間の食べ物を与えた、食べすぎ、食あたり等、食事の影響を受けた消化不良による急性の下痢の可能性があります。

食べすぎによる食あたりが原因の場合は、便の中に消化しきれていないキャットフードが混ざっていることがあります。この場合、単なる食べすぎにより消化不良を起こして下痢になっていると考えられます。

あまり心配する必要はないので、まず様子見で問題ないでしょう。しかし、24時間以上も下痢が続くようであれば、病院に行って診てもらった方がいいでしょう。

人間の食べ物を与えた場合は、何を食べたのかしっかりと把握しておきましょう。

猫のゴハン(食べてもいい物・危険なもの)」でも紹介していますが、もし、玉ねぎなどの毒性の高い食べ物を口にした可能性がある場合は、即座に病院に連れて行きましょう。

また、人間の食べ物には猫にとって有害なものも多いので、むやみやたらに人間の食べ物を与えないようにしましょう。

その他に、普段与えているゴハンが合わなかったり、違うものを与えたとたん下痢気味なったりすることもあります。

添加物が多く含まれているキャットフードだったり、アレルギー体質によって受け付けなかったりします。
こういった場合は、品質の高いキャットフード、添加物の入っていないキャットフードへの切り替えを検討してみてください。

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ストレス・体調不良による下痢

過度のストレスや運動不足、体調不良などの場合も下痢になることが!
過度のストレスや運動不足、体調不良などの場合も下痢になることがあります。
猫はストレスに弱い生き物です。人間にとっては些細なことでも、猫は凄いストレスを感じているかもしれません。
神経質な猫はそのストレスによって下痢になってしまうことがあります。

かまいすぎによるストレス、環境変化によるストレス、運動不足等ストレスの原因は様々です。

ストレスが原因による下痢の場合は、可能であれば、そのストレスのもととなる原因を解消してあげる必要があります。

かまいすぎの場合は、猫と飼い主それぞれが落ち着いて過ごせる空間を作ってあげてください。猫は基本わがままな生き物です。
一人でゆっくりしたい時と遊んでほしい時と見極めてあげてください。

引っ越しや模様替えなどによる環境の変化や同居人が増えたりした場合もストレスを感じている可能性があります。
中には、来客があったり、窓の外に猫が見えるだけでストレスを感じている猫もいるようです。落ち着いて過ごせる部屋・空間を用意してあげることも大切です。

引っ越しの場合は原因を解消してあげることは難しいかもしれませんが、以前から使い慣れている猫ベッドやキャットハウスなどを落ち着けそうな場所へ設置して様子を見てみましょう。

運動不足が原因の場合は、普段の遊ぶ時間が足りていないのかもしれません。
愛猫のためにも1日15分は遊ぶ時間をつくってあげましょう。
どうしても忙しくて、かまってあげる時間がない場合は、猫一人でも遊べるように工夫が必要です。
天井から毛糸を垂らしてみたり、電動で動くおもちゃを用意してあげたり、お気に入りのおもちゃを見つけてみてください。

病気の可能性による下痢

ウイルス、内臓疾患、病気が原因の下痢の場合
猫の腸に寄生するウイルスや細菌、内臓疾患が原因による下痢の場合、早急に病院につ入れていく必要があります。

ウイルスや細菌によって急性の下痢を引き起こすことがあります。また、下痢以外に嘔吐や発熱の症状を伴う場合が多いです。完全室内飼いであれば、3種混合ワクチンを摂取することで防ぐことのできる病気もありますので、ワクチンは必ず摂取するようにしましょう。

胃や腸がもともと弱いか高齢によって弱くなった場合、内臓疾患による下痢の可能性もあります。慢性的な下痢になりやすい傾向があるので、下痢までいかないにしても軟便が続くようであれば内臓疾患の疑いがあるかもしれません。

嘔吐や下痢、その他の症状を伴っている場合、脱水症状に気を付けこまめに水分補給をし、速やかに病院に連れて行って診てもらうようにしましょう。

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寄生虫がいる

寄生虫がいる場合、下痢を伴うことも
外出自由な猫や元野良猫の場合、ほぼ寄生虫がいると考えて間違いないです。成猫よりも若い子猫に多く、この寄生虫が原因で下痢になることもあります。

寄生虫には、回虫、条虫、鞭虫など大型の寄生虫や、ジアルジア、コクシジウム等原虫といわれる 小型のものまでたくさんあります。主に、消化管、胃や腸に寄生し、下痢のほかに、腹痛や嘔吐、血便、食欲不振や栄養障害などの症状が見られます。

感染経路は、外猫と触れ合う以外に、ノミや蚊などを媒介に感染する場合、飼い主が外から持ち帰ってくる等もあります。

瓜実条虫の場合は、お尻の周辺や寝床、便に白い米粒状のものが目視できます。うじうじと動いているので、直ぐに虫だとわかると思います。

回虫の場合は、排せつ物・嘔吐物に混ざって出てくることがあります。

その他の寄生虫の場合は、見つけることが難しいので、下痢や嘔吐など疑わしい症状が見られたら、病院へ連れて行って診てもらうようにしましょう。
また、感染していたとしても症状が出ないケースもあるので、定期的に予防接種や健康診断を受けるようにしましょう。

誤飲が原因の下痢

異物の誤飲が原因の下痢
おもちゃ、ボタン、ビニール袋、紐など、興味本位で遊んでいるうちに飲み込んでしまうことがあります。

こうした、小さなおもちゃや破片、ボタンやビニール袋、ひもなどを誤飲してしまった場合、まず、嘔吐を繰り返すことが多いです。
この段階で吐き出すことができればいいのですが、さらに時間がたち飲み込んでしまった場合、下痢を引き起こします。
これは、嘔吐と同様に排せつ物(便)と共に外に出そうとするためです。

嘔吐や排泄によって異物が出てこなかった場合、放っておくと腸閉塞を起こしてしまい、嘔吐や食欲不振、便秘などさまざまな症状がでます。もしかしたらと思ったら直ぐに病院に連れて行ってください。

また、胃や腸の中に入ってしまった食べ物以外の異物はその大きさや形状などにもよりますが、手術によって取り除く必要があります。

大事になる前に、誤飲の危険性があるものは徹底して、猫が触ることのできない場所へ保管するなど、飼い主ができる対策をしっかりと行うようにしましょう。

まとめ

猫が下痢をしてしまう原因は、様々ですが、まず、誤飲の可能性を考え、下痢の状態、その他の症状を見て、様子見をするべきなのか、病院に連れて行くべきなのかを判断しましょう。

言葉をしゃべることのできない猫だからこそ、飼い主がしっかりと判断することが大切です。

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