砂があればそこはもう猫専用トイレ!猫にとって快適な猫トイレを選ぼう!

砂があればそこはもう猫専用トイレ!猫にとって快適な猫トイレを選ぼう!

猫のトイレ

猫のトイレには、大まかにオープンタイプとドームタイプのトイレがあり、それぞれ、砂のみのタイプ、排せつ物を下に落とす二層式のシステムトイレがあります。

トイレを選ぶポイントとしては、「猫トイレ本体の大きさ」「砂が散らかりにくい」「トイレ掃除がしやすい」「コストパフォーマンス」「臭いの軽減率」を踏まえ、環境や猫に合わせて用意してあげてください。

猫はトイレをした後、する前などに砂を描く習性があり、砂埃が舞うことがあるので、風通しのいい場所、空気清浄機の近くに設置しましょう。

トイレの躾は必要?

トイレトレーニングは生後間もない間だけ
猫のトイレは犬と比べると比較的簡単だといわれています。猫は、本能的に「砂の上でトイレをする」という習性があるので、一度、そこでトイレをすれば、あとは勝手に自分専用のトイレの場所として認識してくれます。

トイレを設置する場所ですが、私たち人間も解放されたトイレの近くが食卓だったり、寝室や人の往来が激しい場所だと嫌ですよね。猫も一緒で、人の行き来する場所、食事をする場所の近く、寝床の近くは避けて設置しましょう。
また、トイレのニオイがこもってしまったり、トイレの後に勢いよく砂を掻けると砂が舞ったりするので、風通しの良い場所、空気清浄機の近くなどがいいですね。

生後間もない頃は、トイレを認識できていない事があります。その場合は、しっかりとトイレの場所を教えてあげてください。
猫はトイレをしたくなったら、「床のにおいを嗅ぎながらウロウロする」「砂を掻くように床をほる」などのトイレサインが見られます。これらのサインが見られたら、慌てず落ち着いてさりげなく猫をトイレに連れて行ってください。慌てて走ってしまうと猫もびっくりして恐怖心を感じてしまいます。
サインを見間違えても大丈夫、何度もトライして、上手にトイレできれば、ちゃんと覚えてくれます。

トイレの場所を覚えてくれればこっちのもの!後は自分一人でトイレに行くようになります。しかし、子猫の場合、トイレの敷居が高すぎて、トイレに入れないという問題も出てきます。その時は厚みのある本などで階段状の足場を作ってあげて、トイレに入りやすくしてあげましょう。

トイレの後は排せつ物に砂をかけ、隠す習性がありますが、砂をかける理由は「外敵や獲物に自分の居場所を知られないため」「糞尿に含まれるウイルス蔓延を防ぐため」など諸説あります。

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オープンタイプトイレ

オープンタイプの猫トイレ
オープンタイプのトイレは、何といっても軽量でコストが安い。トイレ本体もシンプルなつくりで、掃除もしやすく、持ち運びもしやすいトイレです。
猫砂も特定の砂に限定されるわけではないので、猫の好みに合わせて砂を変えられる、一番導入しやすいトイレです。
本体の敷居が低いので、猫の出入りがしやすいのもポイントですね。

トイレ本体の敷居が低く開放されているので、どうしても砂が飛び散ってしまう、トイレの臭いがダイレクトにする、トイレ中を見られたくない猫にとってはストレスになるなどのデメリットもあります。

オープンタイプトイレを利用する場合は、猫砂の飛散防止スクリーンを利用するか、カバーが高くなっているハーフタイプをおすすめします。また、見た目はちょっとあれですが、大き目の段ボールを横にして、中にトイレを設置すれば、なんちゃってフルカバートイレとして代用することもできます。

ドーム・フルカバータイプトイレ

ドームタイプの猫トイレ

ドーム・フルカバータイプのトイレは、出入り口が1方向だけなので、排せつ物のニオイが広がりにくく、よっぽどのことがない限り、砂が飛び散ることがありません。

また、トイレ中を見られたくない猫ちゃんにとっては、落ち着いて用を足せるのがいいですね。

デメリットとしては、トイレ中の猫の様子を見れない、いちいちカバーを外さないといけないため、トイレ掃除が少し大変。砂の種類にもよりますが激しく砂を掻くと猫ちゃんが砂まみれになる。などがあります。

出入り口から砂が飛び出てしまったり、猫の毛や肉球の間に挟まった砂が出てきたりするので、ドームタイプのトイレでも完全に砂の飛び散りを防ぐわけではありません。

二層式トイレ(システムトイレ)

二層式、システムトイレ

二層式トイレ(システムトイレ)は、その名の通り、砂(チップ)の層とシート・マットの層が網目で分かれて、二層式になっているトイレで、おしっこをしたら、砂の層を通過し、下の吸水シートに吸収される仕組みになっています。オープンタイプ、ドームタイプの両方に二層式トイレがあります。

通常の猫トイレでは、おしっこをしたらそのままそこに固まって残っていますが、システムトイレの場合は、シートが吸い取ってくれるので、おしっこを回収する手間が軽減されます。

システムトイレで使用する砂は、粒が大きめで、消臭効果があるものが多いので、砂の飛び散りや排せつ物のニオイが軽減されます。

また、シート・マットにも消臭機能が追加されているものも多く、長いものでは2週間近く連続して使用できるとうたっているものもあるようです。

システムトイレの場合、ウンチは下の層へ通過しないので、都度回収する必要がある。トイレの回数や量が確認しにくい。専用の砂(チップ)やシート・マットが必要。砂が大きめなので猫の好みに合わない場合がある。などのデメリットもあります。

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猫砂はどうしたらいいの?

猫砂には主に「鉱物系」「木材系」「おから系」「紙系」など様々な種類がありますが、猫は自然の砂に近い「鉱物系」の砂を好むという実験データがあるようです。

鉱物系の砂

粒か小さく、しっかりと穴を掘って用を足すことができ、排せつ物も隠すことができるので、ニオイがこもりにくいですし、おしっこも固まりやすいので回収しやすいのが特徴です。

しかし、ほかの猫砂に比べて砕けやすく、粒子状の砂が粉塵となって舞いやすいため、気管支が弱い飼い主の方にはあまり向いていません。

固まったおしっこやウンチはトイレには流せないので、ビニール袋などに入れて燃えるごみとして捨てるのが一般的です。

木材系の砂

リサイクルの木や間伐材などが原料として使われており、環境にやさしいタイプとなっています。砂の粒が大きめで、飛び散りが少ないのが特徴です。おしっこで固まるタイプや砂のようになるタイプなどがあり、トイレに流せるものもあるようです。少々固まりづらいのが難点です。

おから系の砂

おからを原料とした猫砂です。鉱物系ほどではないですが、おしっこの固まりもよく、燃えるごみにもトイレに流すこともできます。お茶を配合して消臭性をアップしているものもあります。

独特なにおいがする。おからでできているので猫が食べてしまう。虫がわいてしまうことがある。といった欠点もあります。

紙系の砂

軽量で持ち運びがしやすく、安価なものが多いです。紙なので吸水性に優れ、燃えるごみとして処理したり、トイレに流せるのがポイントです。また、おしっこを吸収したら色が変わるタイプもあります。

鉱物系の砂に比べるとはるかに大きい粒で、なかなか固まりづらいので、回収しにくいのが難点です。汚れた砂が残ってしまい、ニオイがきつくなってしまうことも。

その他

二層式(システム)トイレなどに使われるシリカゲルタイプの猫砂や消臭性の高い木炭を使用した炭系の猫砂などがあります。
また、それぞれの砂に消臭性を高めるため、お茶の成分や炭などを配合しているものもあります。

まとめ

いろんなタイプの猫トイレ、猫砂があるので、迷ってしまいますが、いろいろと試してみて、猫の好みや利便性などを考えて選んであげてください。
掃除がしやすくて、トイレの様子も確認できる、比較的お手頃価格なオープンタイプの猫トイレがおススメです。

猫砂はトイレタイプによって左右されることがありますが、正直なところ、鉱物系の砂が一番無難なところです。

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